オラオラの泉

オラオラの気になったことを書いていこうとおもいます。

懐石料理と会席料理??①

「懐石料理」と「会席料理」同じ読み方で同じ日本料理なんだけれども何が違うのか分からない!!その違いとは何なのでしょうか??

 

 

 

 

懐石料理

 

懐石料理は本膳料理からいらない部分を削りさられ、その神髄だけを残して成り立ちました。ところで「懐石」とはどう意味なんでしょうか??禅宗寺院の僧が修行中のお腹がすいたのをしのぐために、懐のなかに温石をいだいて、あたためとところから生まれた質素な食事を意味しているのです。

 

懐石料理の特徴とは一体何なんでしょうか??懐石料理は膳が1つに限られていて、料理を食べ終わるごとに次の料理が運ばれるという時系列で進めていきます。まるでフランス料理のコースみたいですね。ぞじて、懐石料理の膳には足のない折敷(お盆みたいなもの)がつかわれます。その、日本版フランス料理(懐石料理)ですが、どんな流れで出されたかというと、まず始めに汁椀、飯椀に向付(なます(酢の物)やお刺身)が出されます。そして朱盃、銚子で酒→椀盛(汁が多い煮物みたいなもの)→焼きもの→煮物となります。ここまでは本膳料理の一汁三菜です。しかし懐石料理はここで終わりません。そこから酒、肴(あえもの、酢の物など)から吸い物が運ばれてきて、ここで主催者が順番にお客さんにお酒をふるまい、お客さんは主催者に返盃して一周します。そして、飯、汁の替えをして最後に湯桶と香の物で終わりになります。懐石料理では飯と汁が始めのほうに出されて、食事中にもお酒を同時に行われます。

そして、懐石料理は温かいものは温かく、十分に調理して順番に出すという料理の本質に基づいたスタイルでした。現在の和食料理店では、懐石料理と名前を付けることが多いのですが、会席料理であることが多いです。さて、その会席料理とは一体どんなものなのでしょうか?

 

この本を参考にしました↓↓