オラオラの泉

オラオラの気になったことを書いていこうとおもいます。

懐石料理と会席料理??②

懐石料理はわかったけれども会席料理は一体何なんだ~!!

ここでは会席料理について書いていこうと思います。

 

会席料理

 

会席料理は懐石料理よりも後になってつくられました。会席料理は料理屋さんが屋外に建てた掛け小屋(お祭りの屋台みたいなもの)から、移動しない常設タイプのお店へと発展する江戸時代の後半にこの料亭によって確立・発展していきました。これは、町民文化が花開き、料理屋さんが多くの人に向けて本膳料理や懐石料理を改良した結果ともいえます。

 

懐石料理や本膳料理を前身とする会席料理の特徴とはなんなんでしょうか?会席料理は本膳料理を原点とした点では、懐石料理と一緒です。会席料理は順番に料理を運ぶという懐石料理のスタイルと取り入れながら、料理とお酒で酒宴を繰り広げ、途中で飯は出されることなく、締めに飯、汁、香の物が一緒になって出されます

現在では、前菜、お造り、お吸いもの、焼きもの、あえ物、そしてこれらの料理にお酒がついてきます。これは、一汁五菜ですが、これが一汁七菜になると揚げ物や蒸し物がついてきます。焼き物ものは本膳料理と違ってお持ち帰りのことは考えていません。材料も、季節に合うように赤みそと白みその味噌の割合を変えたり、みそ汁のをぞうすいに変えたりします。

このように飲酒を楽しむためにお酒を中心にした食事スタイルはその後も料理屋さんの料理に会席料理としてなじんでいきました。そして、現代の和食客膳料理の主流が会席料理なんです。

 

いかがでしたか?簡単に言ってしまうと懐石料理は質素で合理的なもので、会席料理は懐石料理を前身とし、懐石料理をより豊かにしたものと言えそうな気がします。

 

懐石料理と会席料理の違いがすこしでも分かってもらえたら嬉しいです!!

 

この本を参考にしました↓↓